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2020.05.05ブログ

学会が推奨する栄養素


ランセット誌にも記述された新型コロナウイルス対策への可能性と海外での使用状況





こんにちは、オーソモレキュラー・ニュートリション(分子栄養学)認定エキスパートの宮田勝実です。
先日、『日本オーソモレキュラー医学会』が主催する最新動向のWEBセミナーに参加しました。


オーソモレキュラー認定証
その中で、国際オーソモレキュラー医学会・会長である柳澤厚生氏による「ビタミンCによる新型コロナウイルス感染予防と治療」の講義を受けましたので、その内容の一部をご紹介して、少しでも参考にしていただきたいと思います。


まず、国際オーソモレキュラー医学会が推奨する「予防」のための栄養素とその推奨量を先に明記します。


ビタミンC  3g/日 以上
ビタミンD  5,000IU/日(開始15日目から2,000IU/日)
亜鉛     20ミリグラム(mg)/日
マグネシウム 400ミリグラム(mg)/日
セレン    100マイクログラム(㎍)/日


次に、推奨量の根拠を一部記述してみます。


「ビタミンC」の推奨量については、1990~1991年に、チリで行われた「ビタミンC介入試験」での使用量も一つの根拠となります。
「ウイルス系呼吸器感染に対するビタミンCの予防・症状軽減効果」を鑑みるための試験で、風邪とインフルエンザに罹患したと思われる人に対しては、「ビタミンC」1gを1時間ごとに6回、以後1日3回投与することで症状が緩和しました。また、無症状の人にもビタミンC1gを1日3回投与することで、症状の予防ができました。


また香港では、コロナウイルス予防のために当局が「手指消毒剤」と共に「ビタミンC」を無料で配布して、住民は配布を受けるために列を作っていました。(ニューヨークタイムズがこの情報を今年1月に配信しています)



コロナウイルスに対する「ビタミンC点滴療法」についても、学会から「コロナウイルスに感染した場合は、従来の基本的治療に加えて、医療機関におけるビタミンC点滴とサプリメントを推奨」としています。
その使用量については、軽症に対しては、高濃度ビタミンC点滴を12.5g、重傷に対しては高濃度ビタミンC点滴を25.0gとしています。


さらに注目する点は、医学会で信頼度が最も高い「ランセット」誌の3月20日付の発表でも、「コロナウイルスの重症患者に対する高濃度ビタミンC点滴による救命療法も治療の一つとして考慮できる。」と記述されたことです。
また、アメリカの統合医療等で有名な専門誌「タウンゼント・レター」にも論文が掲載されました。


ニューヨーク州では、すでに23以上の病院で新型コロナウイルスに対するビタミンC点滴併用の治療を導入しています。
中国でも、新型コロナウイルスによる重傷肺炎患者の治療にビタミンC点滴を併用する臨床試験を2月から開始しています。(武漢大学付属中南病院、西安交通大学付属病院)
また、上海医学会が発刊する会報(3月)の中でも、すでに高用量のビタミンCを推奨しています。


バージニア・コモンウェルネス大学医学部でも新型コロナウイルス急性肺障害に対するビタミンC点滴の臨床試験が開始。
イタリアのパレルモ大学医学部でも同じく臨床試験が開始。(500人規模)


これらのように、世界の流れとしては、新型コロナウイルス対策として「ビタミンC」、そして「亜鉛」「ビタミンD」を常識的に推薦しているわけですが、そういった情報はなぜか日本では薄いというか、政府も医療関係者も触れません。


「ビタミンD」推奨の根拠については、例えば2010年の慈恵医大での研究(A型インフルエンザ予防とビタミンD)でも罹患率42%の減少という結果があります。
またエール大学では、「血中のビタミンD値」が少ない被験者は急性ウイルス性上気道感染症の発生率が高いという結果を発表しました。(2010年)
慶應義塾大学医学部での「血清25OHビタミンD」測定値調査(対象は女性)によると、各年代別で7割から8割が「低下」もしくは「欠乏」の値でした。ということは、7割以上の人たちは急性ウイルス性上気道感染症に感染しやすい状態なのかもしれません。


またビタミンDについては、3月22日、「米国疾病予防管理センター」の前所長がFOXニュースとのインタビューで、「ビタミンDがコロナウイルスの感染リスクを減らすかもしれない」と語り、直近では5月3日に学会から医学会ニュースとして「ビタミンD摂取はインフルエンザおよび新型コロナウイルス感染・死亡リスクの低下に貢献するか」が発表されました。


https://isom-japan.org/top_after


「亜鉛」は免疫で非常に重要であり、例えば抗マラリア薬がコロナウイルスに効果があるのではないかというのも、これはクロロキンが細胞の中にどんどん亜鉛を入れてくれる薬であるからだということです。
フランスの2つのクリニックで、感冒で来院した患者に「ビタミンC1g+亜鉛10mg」を5日間投与したところ、プラセボ群に対して有意に症状の早期改善が認められました。これは、とても少量ですが、それでも効果があったのです。


2020年4月、クリーブランドクリニック(有名)で、「ビタミンCと亜鉛サプリメントの新型コロナウイルスに対する効果」に関する臨床試験を始めました。
PCR検査で陽性とされた感染者520人を、①ビタミンC8g ②亜鉛80mg ③ビタミンC+亜鉛 ④通常療法 の4群に分けて治療を行って症状の進行について検討するものです。
まさにこれは、「ビタミンCと亜鉛の摂取によって好転するだろう」という期待を持って臨床試験をしているわけです。
ここでもう一つ注目する点は摂取量であり、ビタミンCは8gと高用量なっています。冒頭の「国際オーソモレキュラー医学会」で推奨するビタミンC量は3gですが、これは、「予防のため」の量です。対して、クリーブランドクリニックでの臨床試験の対象者は「感染者」であるので、「治療のため」として8gとしているのであり、亜鉛も予防の20mgに対して治療のためには50mgと設定しています。オーソモレキュラー医学会としては、これにビタミンDを加えれば「まず完璧」だと言えるわけです。


マグネシウムとセレンに関しては、細胞の様々な代謝に深く関わり、健常な免疫能を維持するのに必須な栄養素です。特にセレンは免疫に深く関与していて、細胞に十分なセレンがあるとコロナウイルスのRNAの変異というものが抑えられるという論文もあります。


そして、これらのビタミンとミネラルをどのように摂取したら良いのかということですが、もちろん食事からということが一番ではあっても、例えばビタミンC3gを食品から摂るにも大変です。そこはサプリメントを上手く活用するべきでしょう。


新型コロナウイルス対策の栄養素をサプリメントで摂取する場合の費用(ネットによる調査で国内大手2社の製品を組み合わせた税込価格)を学会で試算してみると、1日分の合計はたったの100円です。これは、2020年4月8日発売の「サンデー毎日」にも掲載されました。
そして今、このサプリメント活用を国際オーソモレキュラー医学会から世界中に動画を発信しています。



https://vimeo.com/398342045


長い文章となりましたが、いかに免疫力を下げない日々を送るかが大事となってくるということでしょう。


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